自然養鶏について

アニマルウェルフェアの理念に基づいた自然養鶏を実践!

経営効率第一主義ではなく、鶏の健康を第一にした養鶏をしています。

鶏の楽園で暮らしてあげたい!

コッコパラダイスは平飼い養鶏をしています。
「平飼い(ひらがい)」とは、ゲージは使わず、平たい地面のうえで、放し飼いの状態で飼うことです。
鶏たちは鶏舎内を自由に動き回り、餌を食べ、砂浴びや日光浴をします。
私たちは、ヒヨコのときから飼っているので、鶏を家畜としてではなく、子供のように感じています。
鶏は1日に1万回以上地面をつつきます。鶏の習性を尊重し、餌箱を使わず、餌になる雑草や無農薬栽培の野菜クズなどの餌を地面に撒いています。卵を産むときは狭い巣にかくれます。また、止まり木と呼ばれる木の上で休みます。私たちは、鶏たちにのびのびした暮らしをさせてやりたい、という気持ちから、鶏本来の生活習性を尊重した環境づくりをしています。

運動場で遊ぶコッコたち

コッコたちの砂遊び

ストレスフリーの環境だと、こんなにもリラックスしてお昼寝します

人懐っこいコッコたち

日本の一般的なケージ養鶏について

一般的に市販されている卵の多くは、ケージ飼いと言われ、ウインドレスの鶏舎で小さなケージに何羽も詰め込まれた鶏が産みます。運動はさせないので病気にかかりやすく、抗生物質など薬剤を接種させます。
卵が転がるように傾いた狭いケージの中で、ストレスで羽をむしり合っている姿も日常的にみられます。
鶏の自然の姿とはかけ離れた状況で卵を産み続けます。生産性を重視するための飼い方ですが、、、。
そのおかげで卵は非常に安価です。でも、それでいいのでしょうか?

日本の養鶏の現状は悲惨です!

日本の養鶏場の90%以上が採用しているケージ飼いは、バタリーケージと呼ばれ、スイス、スウェーデン、フィンランド、ドイツ、ベルギー、オーストリア、オランダ等ではすでに禁止され、平飼いや、エンリッチドケージ(動き回れるケージ)が義務づけられています。
日本の養鶏の現状に目を向けてください。効率経営を目指すばかり、鶏をマシーン化し、生き物としての尊厳を軽視していませんか?
そして、その卵を自分たちが食べていることに疑問、怖さを感じませんか?

子供たちが、日本の一般的なバタリーケージの鶏舎の中を見たら、今までどおり卵を食べ続けられるでしょうか。
私も見学しに行ったことがありますが、鶏舎から離れた所でもすごく臭う。鶏舎に近づくにつれ、その臭いが強烈になり、結局、鶏舎の中に入ることが出来ませんでした。
動画では臭いを感じませんが、バタリーケージで飼われている鶏の悲惨さが分かると思います。

コッコパラダイスの餌について

薬剤は与えていません

ケージ養鶏は病気を防ぐために、抗生物質やワクチンなどの薬剤は必須で、餌や飲み水の中に混ぜて頻繁に与えています。
コッコパラダイスでは薬剤は与えていません。
病気を防ぐために薬剤に頼るのではなく、ストレスのない環境で適切な食物を与えることで免疫力をつけることで病気は防せげると考えています。
ですから、ビタミンやミネラルが豊富な無農薬の野菜や季節の野草をふんだんに与えています。

頻繁に野草や野菜を与えています

ケージ養鶏はもちろん、一般的な平飼い養鶏場でも手間がかかるため新鮮な緑餌はあまり与えないでしょう。
緑餌は鶏が本能的に欲するものであり、鶏の血液を弱アルカリ性に保ち、卵のツヤやハリ、味の深み、生命力につながる大変重要なエサであると考えています。

有精卵について

一般の卵は無精卵です。本来の卵は滋養に最もすぐれた食品。本来の卵の価値を追求するには「有精卵」であることが必須だと思っています。
有精卵はメス20羽あたりオス1羽を飼う必要があります。オスは卵を産みませんから、その分経費がかかるので、価格も高くなりますが、私たちは本来の卵の価値を分かっていただけるお客様だけに食べていただきたいと思い、有精卵にこだわります。